コラム

住まい方アドバイザーが答える住まいのお悩み相談室vol.14「玄関がいつも散らかりがち。家族みんなが使いやすく、すっきりとした玄関にするには?」

みなさんこんにちは。

長野県松本市の工務店・フルハタ建設の住まい方アドバイザー、古畑です。

 

「気づくと玄関に靴が出しっぱなし」「傘やヘルメット、子どもの荷物が増えて片付かない」。玄関は家族全員が毎日使う場所だからこそ、散らかりやすい場所でもあります。

玄関をすっきり保つために大切なのは、「収納を増やすこと」よりも、まず今ある物の量を知ることです。そこで、玄関にある物を一度すべて出してみましょう。靴や傘はもちろん、ヘルメット、レインコート、マスク、外遊び道具など、「玄関に置く必要がある物」は意外と多いものです。一方で、「別の場所でもよい物」が潜んでいることもあり、玄関に置かなくても困らない物が見つかることがあります。

 

靴も、この機会に見直してみましょう。特にお子さまの靴は成長とともにサイズが変わるため、気づけば履けなくなった靴が残っていることも少なくありません。足に合った靴を履くことは健康や成長のためにも大切です。サイズアウトした靴や、傷んで履かなくなった靴は思い切って処分しましょう。

また、「一足買ったら一足手放す」「一人○足まで」といった家族のルールを決めるのもおすすめです。靴は消耗品でもありますので、普段使い・仕事用・お出かけ用などを合わせても、一人4足程度あれば十分というご家庭も多いでしょう。

 

お子さまが大きくなってくると、同じシューズボックスでも収納できる足数は減っていきます。だからこそ、それぞれに収納スペースを割り当て、「この中に収まる分だけ」とお子さま自身に管理してもらうと、自然と整理整頓の習慣も身についていきます。片付けは、大人だけが頑張るものではなく、家族みんなで取り組むことが長続きするコツです。

収納そのものを見直す場合は、靴や家族の人数に合った幅を考えることも大切です。靴の形や大きさにもよりますが、80cm幅の棚には女性用で4足、男性用で3足ほどがひとつの目安。既製品のシューズボックスは幅76〜78cm程度のものも多いため、ご家族が多い場合は手狭に感じることがあります。収納したい物が多い場合は、造作収納やメーカー製収納を組み合わせることで、ご家庭に合った収納計画がしやすくなります。

天井まであるシューズボックスにすれば収納量は増えます。上段には季節外の靴や来客用のスリッパなど、普段使わない物を収納できるため、限られたスペースを有効活用できます。ただし、圧迫感が出やすいため、玄関の広さや明るさとのバランスも考えながら選ぶことが大切です。

そして、年に一度でも構いませんので、玄関の物をすべて出して掃除をする日をつくることをおすすめします。靴を陰干しして湿気を飛ばしながら、棚やたたきを掃除し、必要・不要を仕分けする。この作業をお子さまと一緒に行えば、片付けだけでなく、物を大切にする習慣や整理整頓の意識を育てるきっかけにもなります。

 

玄関は、お客さまを迎える場所であると同時に、家族が毎日「いってきます」「ただいま」を交わす場所です。まずは今ある物を見直し、家族みんなが使いやすいルールをつくることから始めてみましょう。それだけでも、玄関は驚くほどすっきりと使いやすい空間へ変わっていきます。

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