コラム

住まい方アドバイザーが答える住まいのお悩み相談室vol.10「在宅ワークのスペースや収納場所がない。間取りを大きく変えずに整える方法は?」

みなさんこんにちは。

長野県松本市の工務店・フルハタ建設の住まい方アドバイザー、古畑です。

 

在宅ワークが増えて、「仕事をする場所が落ち着かない」「書類やPCまわりの収納が定まらない」というお悩みは本当に多いです。とはいえ、間取りを大きく変えるのは大がかりですし、家族の暮らし方もあるので簡単ではありませんよね。今日は“今ある家の中で、できるだけ大きく動かさずに整える”考え方をお話しします。

 

まず確認したいのは、在宅ワークの内容です。会議が多い、オンラインで話す時間が長い、背景や音が気になるという場合は、できるだけ「個室」に近い環境をつくった方がストレスが減ります。もし本格的に会議を伴うなら、置き型のワークブースを設置する方法もあります。最近は省スペースのタイプもあるので、リビングの一角や空いている部屋に“仕事の箱”を置くイメージです。

 

そこまで大げさにしなくても、パーテーションで区切るだけでも個室感は出せます。ポイントは、ただ仕切るだけではなく、視線が切れる位置に置くこと。背中が通路に向かないように配置すると落ち着きやすく、仕事モードに入りやすくなります。「こもり感がある方が集中できるのか」「ある程度オープンでもいいのか」は人によって違うので、まずは自分がどちらのタイプかを決めてみてください。

「新しく場所をつくる余裕がない」というときに検討しやすいのが、押し入れやクローゼットを活用する方法です。いわゆる“こもれるデスク”ですね。扉を開けたときの奥行きが確保できれば、デスク天板を入れてワークスペースにできます。暗くなりやすいので、電池式LEDライトを取り入れると手軽です。コンセントが届かない場合は、工事で増設するか、コードの取り回しを安全に整えることが必要になります。

 

もうひとつよくある案が、2階ホールにカウンターを設ける方法です。家族の動線から少し離れるので集中しやすい反面、注意したいのが寒さ・暑さの問題です。高断熱・高性能の住まいなら快適に使いやすいのですが、そうでない場合は、季節によって「結局使わなくなった」ということもあります。冬に冷える、夏に暑い場所は、仕事の定位置にしにくいんですね。検討するなら、まずは一度、実際にその場所で30分ほど作業してみるのがおすすめです。体感で判断するのがいちばん確実です。

 

そして最後に、在宅ワークの“使いやすさ”を左右するのは収納です。広いスペースがなくても、最低限の資料や文具、周辺機器をしまう収納はつくった方が整います。ここがないと、リビングのテーブルに出しっぱなしになり、片付けのストレスも増えます。
加えて、ケーブル類をすっきりさせる工夫もおすすめです。ルーター、充電器、モバイルバッテリーなどをまとめて置ける「充電ステーション」を一カ所つくっておくと、家族の機器も含めて管理しやすくなります。必要に応じてコンセントを増やし、配線を隠せる収納やボックスを組み合わせると、見た目も気持ちも整います。

 

間取りを大きく変えなくても、仕事の内容に合わせて「個室感」をつくり、電源と通信環境を整え、最低限の収納と配線の居場所を決める。ここまでできると、在宅ワークはぐっと快適になります。今の暮らし方に合わせて、できるところから一緒に整えていきましょう。

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