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2022.10.06
古民家リノベーションの醍醐味と注意点
みなさんこんにちは。
長野県松本市の工務店、フルハタ建設です。
現在当社では築100年余りの古民家をリノベーションしていますが、最近では都市部から移住してくる方で、古民家を改修して住みたいという方も少なくありません。
松本市には「本棟造り」という特有の建築様式があり、立派な古民家が多いのも事実。
今回は、そのような古民家をリノベーションする際の醍醐味や注意点をまとめてみました。
■立派な梁や柱が見せられる
解体していると、現代ではなかなか使われないような立派な梁や柱がお目見えすることも多いです。
建築当時の日付や棟梁の名前が入っていたり、煙で燻されていることもあり、当時の名残を感じられてワクワクします。
その梁や柱をあえて見せる設計にすることで、空間に趣をもたらし、新旧が入り混じった唯一無二のお家になります。
■大空間をつくれる
昔の畳続きの間取りであれば、耐震面さえクリアできれば大空間をつくれる可能性があります。
天井を高くとれることも多いので、開放的な空間が実現できるでしょう。
昔の養蚕農家のお家では屋根裏でお蚕様を飼っていたため、天井裏のスペースを活かすこともできます。
■基礎から改修が必要
築年数が経った古民家をリノベーションする場合、基礎や構造の部分から改修しなければならないケースが多いです。
シロアリ被害や腐食などが見つかることもあり、その都度最善を尽くしながら対処していきます。
そのため、当初の予定より工期が大幅に伸びたり、予算より高くなってしまったりするケースもあります。
耐震性や断熱性についても、今の暮らしに合った仕様に改修する必要があります。
■新築より安く済むとは限らない
「リノベーション」と言うと、土地から購入して新築を建てるより安く済む、というイメージがあるかもしれませんが、古民家リノベーションの場合はそうとも言い切れません。
基礎や構造の部分から大掛かりな改修が必要になると、新築以上に手間がかかることも少なくないからです。
お見積りに関しては、想定できる範囲で金額を明示しますが、最終的に前後してしまうこともあります。
手間やお金をかけても古民家の趣を残したい、変わっていく様子を楽しんでいける、という方には、古民家リノベーションもおすすめです。
もちろん、当社は新築も承っていますので、どちらにするか悩んでいる方は一度お気軽にご相談ください!
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