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2022.05.26
【住まい方アドバイザーコラム】「3つの間」で住まいを整える
みなさんこんにちは。
長野県松本市の工務店、フルハタ建設です。
住んでいて「何か使いにくいなあ」と感じることはありませんか?
収納スペースがうまく使えない。
間取りや家具の配置でスムーズに動けない。
無駄な時間を使っている気がする。
見せたくないものが見えてしまう。
くつろげない。
などなど⋯
住まい方アドバイザーは、これらを「3つの間」で考えていきます。
3つの間とは、「空間」「時間」「人間」。この3つがバランスよく満たされてはじめて、相乗効果による「住まい心地」が実現します。
「空間」は、物をスムーズに使うために必要なスペースのこと。
収納は「物をしまいこむ」ことではなく、家の中のものの「行き場所」を決め、それらを使いやすく収めることです。そのために指定席を決める「適所」、出し入れしやすい材料を選ぶ「適材」、必要なスペースをつくり奥行きを考慮する「適量」が大切になります。
「時間」は、家の中のそれぞれの動き・動線を整えること。
これが整っていれば、時間を有効に使えて心のゆとりにつながります。キッチンであれば、冷蔵庫から食材を取り出し、準備してシンクで洗い、下ごしらえをし、コンロで調理して盛り付けをし、食卓へ運んで食事をし、後片付けをする。この一連の動作がスムーズに行うことができ、この中に必要な調理器具や補助道具が収められていることが、作業の効率化につながります。
そして「人間」は、家の中で人の視線を整えること。インテリアの見せ方とは違います。
見え方ひとつでその場の居心地の良し悪しが大きく左右されるため、「見せる」と「隠す」のメリハリをつけることが大切です。また、一緒に過ごす人の視線の交わり方があまりに重なり合う空間は、くつろぎにくい場合があります。逆に視線が誰とも合わない空間、同じ部屋にいながらプライベートが守られる空間があれば、自室にこもらず一緒に過ごすことが多くなります。
これら「3つの間」を上手にバランスよく取り入れた家が、心地良く整った住まいになるのです。
次回は、「モノ」との付き合い方・片付け方についてお話させていただきますので、どうぞお楽しみに♪
出典:住まい方アドバイザー公式テキスト
暮らしと整える住まい方ハンドブック
近藤典子著 東京書籍
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